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我が愛しの狭山茶

母の実家が狭山茶の生産直売をしていたので、ずーっと狭山茶を飲み続けていました。狭山茶=祖父の味、詳しいことは知らないけれど、茶といえば日本茶、日本茶といえば狭山茶という環境で20歳くらいまで過ごしていました。

何かの折に静岡茶や宇治茶を口にすると、いつもの味じゃない=美味しくない、と思っていました。

そんな風に育った後、中国茶に関わることになり、また、母の実家が廃業してしまったこともあり、しばらく狭山茶からは遠ざかる日々が続いてきました。祖父も亡くなり、祖父とともに私の中の狭山茶は一旦消えてしまったような感じです。

おもしろいもので中国茶から一歩離れてみると、改めて日本の茶を知る機会が多くなりました。さらにご縁あって、鹿児島、熊本、静岡、宇治と様々な日本茶を口にすることが増えました。…ところが、気がつけばこれらの日本茶の比較対象は、私の中で狭山茶でなく、いつのまにか中国茶になっていました。不思議です。

先日、静岡の方から狭山茶について知りたいというリクエストをいただきました。

ぐるーっと回って、どうやら元の位置にたどり着いたようです(笑)
おお、原点回帰!

ちょっと楽しくなって周りを見回してみたのですが…

改めて狭山茶を考えてみると、祖父の味しか知らないことに気が付きました。果たして、私に「狭山茶」の味がわかるのかしら…と、恐る恐る、本当に久しぶりに狭山茶を買い求めて、口にすることになりました。(ずーっと中国茶や鹿児島、静岡茶が続いていたのです)

201302zzz_012

平岡園さんの狭山茶。
「狭山茶淹れるよ!」ということで、母上様にもたい焼きと狭山茶を進呈です。果たして、狭山茶は狭山茶の味がするのかどうか…というか、私達にその味の差がわかるのか?と、不安に思いつついただきます。

あ。

一口飲んで、母と顔を見合わせました。
そうそうそうそう、こんな感じ!
一気に昔の母の実家のイメージが頭の中に広がりました。懐かしい!

「狭山茶だねえ」
「これだねえ」

「「落ち着くわ~…」」

もうこれは、遺伝子にすりこまれているに違いない(笑)
狭山茶に関しては私は品質の良し悪しはわからないんじゃないないかしら。祖父の味に近いものが問答無用で落ち着いてしまいます。

もちろん、祖父の味とは違うものなのですが、どこか同じ味と香りがあります。

飲みながらどうにか掴めた私の中の狭山茶のイメージは、渋みと苦味がわりとしっかりしていて、うまみよりもコクを感じさせるということでしょうか。舌の上というよりも、もっと喉に近いところで味わう感じがします。(高めの温度で淹れるという淹れ方の影響はもちろんありますけども)

そういえば、初めて静岡茶を飲んだ学生の頃、旨みの多さにぎょっとしたことを思い出しました。そうだったわ~。

やっぱり土壌のせいなのか、茶樹のせいなのか、製造機械のせいなのか、職人さんのせいなのか、原因はよくわかりませんが、間違いなく狭山茶の味がしました。

もう一つ、吉野園さんの狭山茶もいただきました。

こちらもやはり狭山茶の味がします。(当たり前?)
明らかに祖父の味とは違うのですが、重なる部分があります。どの茶とも重なる部分がきっと狭山茶らしいところなんだろうなあ。

日本茶の味が画一的になっているという話を散々聞いた後だったからかもしれませんが、想像以上に特色がくっきりとしていて、むしろ意外でした。

S201302zz_003

↑これは先日見かけた東京の狭山茶園。東京西部では東京狭山茶なるダブルネームの茶が作られております。

狭山茶の生産農家さんは小規模のところが多いです。そして、畑も住宅地や工場に隣接して、点々としているのも特徴でしょうか。

茶生産者の多くが「自園(栽培)、自製(製造)、自販(販売)」という独自のスタイルをとっており、地元で生産されたものを地元で消費する「地産地消」の先駆けでもあります。また、すべてを直接販売しているわけではなく、問屋や農協にも卸しています。
所沢市のホームページより

ネームバリューの割りに、外に出て行く量が少ない狭山茶。今回リクエストをいただいた静岡の方も、狭山茶を飲んだことがないとか。静岡で狭山茶を探すのはきっと大変だろうなぁ(笑)

平成16年における埼玉県のお茶の栽培面積は1,190ヘクタールで全国第8位に位置していますが、荒茶生産量は792トンで全国第13位となっています。これは、埼玉県が他の茶産地に比べて寒いところにあるため、年2回しかお茶を摘まないことによるものです。
埼玉県ホームページより

年に2回摘みが普通だと思っていたことにも今更気が付きました。そうか、これはマイナーだったのね。他の地方の方と話していてなんか違和感があったのはこのせいだ(今更すぎる、笑)

ここでは1190ヘクタールとありますが、平成24年には1000ヘクタールを切っているそうです。入間市方面の茶畑を通るときに、そういえば放棄茶園が目に付くようになったような…?なんだか人事とは思えません。大変なんだろうな。

伊藤園さんがペットボトルの狭山茶を販売という記事を先日の日本経済新聞でみかけました。
隣から、ずっと見守っていたい、私の原点の茶です。

オマケ

色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす

狭山茶摘歌。全国区のフレーズだと思っていたら、狭山の茶摘歌だったのかとびっくり。じゃあ、狭山茶がとどめさしちゃうよね(笑)

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コメント

こんにちは~happy01
狭山茶!地元なだけに家で飲む日本茶はたいてい狭山茶です。
静岡や宇治のお茶、そういえば飲んだことないかもれません。
父親の仕事の関係で、静岡は意外と関わりあったのに…(今はもうなひ…)。
この記事読んでたら、飲み比べてみたくなっちゃいました!

イヌイカさん、こんにちは!

茶産地の方々は、意外に他の産地の茶を飲む機会がないですよね。
狭山茶の中だけでもいろいろな味わいがありますが、地域が違うとまた全然違う風味になるので、ぜひいろいろ試してみてください♪

東日本・西日本というざっくりした違いだけでも面白いかもしれません。もちろん、その土地の美味しいものを添えると、美味しさ倍増ですよ~!

コメントありがとうございます!

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