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ばばんばバンバンバン♪ その2

庶民の味方、番茶。

そんなわけで、番茶は西日本がバリエーションに富んでいます。

作り方からして独特です。あえて「番茶」と名がつくものだけにしてありますが、愛知の「足助寒茶」や「宍喰寒茶」も、「番茶」とは名についていませんが、番茶です。(なんと寒い1月頃に鎌で刈り取ったものを蒸して(煮て?)日干しをする)

京都の「京番茶」は有名ですね。ほうじ茶に似た番茶ですが、香りが強いです。蒸してから(昔は釜炒りだったらしい)揉み込みをせずに(普通のほうじ茶は揉んだ後に焙じます)強火で焙じたものを言うようです。京都では当然ながら「番茶」といえばこの香りの強い京番茶が出てきます。

今回いただいた岡山の「美作番茶」は、別名を作州番茶。日干し番茶とも言って、茶葉をゆでて(!)その煮汁をかけながら乾燥させていくという独特の製法のものです。これがツヤツヤの秘訣なんですね。

徳島の「阿波番茶」は夏に茶葉を一枚残らずこき取り、それを煮てから揉み、樽に漬け込んで発酵させ(このため、中国茶視点では日本の黒茶といわれます)、天日に干して作られます。番茶の区分けに入っていたり、別の区分けになったりしてますが、発酵させるといえば有名な「碁石茶」や「石鎚黒茶」も似ています。この系統の茶はちょっと酸っぱいです。

福井県の「陰干し番茶」は、秋に茶の枝を鎌で刈って、縄ですだれのように編んで軒先に吊るしておくというシンプルな製法。これは飲む前に鍋で軽く炒って煮出すそうです。福井では大豆を入れた豆入り番茶なんてものも一般的にあるみたいです。参考:O-CHA NET

奈良の「吉野の番茶」は天日干し番茶、嘉兵衛番茶などとも呼ばれるようですが梅雨から夏にかけて摘んだ茶葉をよく蒸し、その後天日でしっかりと乾燥させ、焙じるという製法。揉まないで天日干し、という流れは番茶には多いようです。*参考:奈良県ホームページ

今年手に入れた和歌山の龍神番茶。
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山茶を手摘みし、天日干しの後、手揉みで煎った晩茶とのこと。*参考:龍神は~とホームページ

201212cc_011ryu
柔らかそうな葉を使っています。昔からの製法なのかな?これはなんだかプーアル茶の生茶を思い出させる味わいです。お日様の風味。

岐阜の「郡上番茶」は田んぼの畦やヤマチャを刈り取り、釜で湯通しをしたものを軽く揉んで陰干しする製法。蒸す場合もあり日干しする場合もあるそうな。
 
「土佐番茶」になると緑茶とキシ豆(浜茶、ネム茶:豆科の植物で「カワラケツメイ」のこと)を混ぜたものだったり。

ほかにも伯太番茶、丹波番茶などなど、web上ではさまざまな名前の番茶がありますが、村おこしのためや特別な製法のために保存会が立ち上がっているものなどのほかは、現地に行かないとなかなか手に入りにくそうです。

それもこれも、やはり、地元の方が自分で作って自分で飲む、という茶だからでしょう。
名もない番茶の多くは流通が便利になってわざわざ作る必要がなくなったり、生活習慣が変わったりして、無くなってしまったものもありそうです。

生活に密着している、その土地で消費するものだからこそ、番茶を調べるとその土地の暮らしがそのまま見えてきておもしろそうなんですが…自然に任せておくと消えてしまうものでもありますね。

なぁんて考えていたら、びっくりの事実が発覚!明日へ続く(笑)

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