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第6回勉強会 「新茶を飲む!」 前半

というわけで、先日の日本中国茶普及協会インストラクターによる勉強会のお話です。

初めてなので、どんな流れなのかしら~?と思ったのですが、18人くらいのインストラクターが集まって、二班に分かれ、一人ずつ順番に茶を淹れていくという形でした。

会場が和室だったせいもあり、お菓子が配られたりして、ほとんど「老人会」(と言ったら、せめて「子供会」と言ってくれと言われましたが、笑)のよう。
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アソートのお菓子ってウキウキしてしまうのは、私だけでしょうか。

ちなみに…左下に写っているのは「しるこサンド」。意外に知らない人も多いようですが、愛知県民のソウルフードだそうですよ。(←近所のスーパーで売っていたため、このことを知らなかったです)美味しいです♪

さて、今回は11種類の茶葉が用意されていました。贅沢な会です。

おもしろいのは、それぞれの茶葉は仕入れ先や等級がバラバラなところです。○○という茶だからこう淹れる、というよりは、茶葉を見て、なんとなく想像して淹れてみる…というのが、インストラクター同士わいのわいの言いながらでおもしろかったです。

復習もかねて、独断と偏見により今回試飲した茶をざっくり紹介します。

1,明前龍井茶
2,雨前龍井茶
…浙江省産炒青緑茶。
いわずとしれた、中国緑茶の筆頭格。龍井茶と書いて、ロンジンチャと読みます。

鉄釜に押しつけて作られるため、茶葉が扁平。パリッとした香気と、独特のコクがある…のが美味しい。
旧暦の4月5日の清明節(旧暦なので毎年日付が違います。今年は4月4日でした)前に摘まれたものを「明前」、旧暦の4月20日の穀雨(今年は4月19日でした)より前に摘まれたものが「雨前」と冠することができ、とにかく早摘みが尊ばれる。三日早摘みすると宝だが、三日遅れて摘むとただの草と同じだ~みたいなことが言われるほど、とにかく早摘みの方が値段が張る。
明前茶は早春の清々しい香りを、雨前茶は味と香りのバランスをたのしむことができる。

この龍井茶は私が最初に感動した茶なので、思い入れがあります。
年々味や香りが淡くなってきている気がしてしょーがなかったんです。どうやら茶樹の品種が変化してきているようで、近年は寒さに強く、しかも特早生品種の龍井43号(3月中~下旬)や中茶108号が多くなってきているので、そのせいなんじゃないかと。

どうしても「明前茶」の値段が高騰するので、茶農家さんたちも明前茶の収穫量を増やしたいんですよね…わかるんだけど…。ちなみに今年の梅家塢龍井茶の初摘みは3月22日のニュースで見ました。早すぎる…!それでも今年は気候の影響で例年より一週間ちかく遅れ、明前茶が20%少なかったそうです。

3,碧螺春

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↑同じ碧螺春でも、産地や時期が違うとこんなに違います

…江蘇省産の炒青緑茶。中国語読みだと ビールオチュン、日本語で読めば へきらしゅん。一番読みの表記がばらついている茶かもしれない。
螺というのは、川に住むタニシの一種。茶の形状が螺旋状にうねっていて似ているということで名にされた。
500gで6,7万の芽が必要となる無敵の芽茶。産毛をふんだんに纏っているので、カビ!と思われたという笑い話多数。

中国の緑茶にしては、味わいが濃厚で、日本茶しか飲まないという人にも受け入れやすい。日本茶のように淹れても美味しい。
ほんわりとした茶の香りと、ふっくらとした甘さを感じ、飲んだ後に爽やかな香りが残るのが…美味しいと思います。(笑)


4,信陽毛尖
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…河南省西南部で作られる緑茶。しんようもうせん。
1915年パナマ万国博覧会で金賞受賞。2007年の日本世界緑茶大会でも最高金賞受賞。その他受賞歴は多数。
鉄釜の温度を変えながら作る独特の方法。
とっても環境のよい所で作られている。(ざっくり…)
信陽毛尖の中でも北緯32度の黄金地帯で生産され、高山地帯の自然茶園で、春の一番良い時期に摘まれたものだけを「豫毛峰」と呼ぶ。

ピンと伸びた、繊細な茶葉。端正な形で産毛しっかり纏った美人茶葉。(笑)
少しの苦み、生々しい味わい(褒めてない?)がある。本には熟した栗の香りと書いてあったが、私には栗の花みたいな香り。外見と味わいに微妙なギャップあり。
昔これを中国で飲ませて貰ったとき、茶農家さんは洗茶した方が美味しいと言っていたけど…真偽は不明。
最近、信陽市はものすごく力を入れている模様。(それもそのはず、ここは茶農さんだけで95万人以上いるらしい)

5,都均毛尖
…貴州省産の<火共>青緑茶(たぶん?)。本当は「均」じゃなくて土のない「匀」の字。ときんもうせん。
清明節前後から穀雨の前後までに摘まれ、500gで5万強の芽を使うりっぱな芽茶。茶葉は2cm以下(勉強会の時、2ミリって言ってしまった気が…2cmです。当たり前だ、笑)。
「三緑透黄色」または「三緑三黄」と言われ、茶葉が黄色を帯びた緑、水色も緑の中に黄色があり、茶がらにも緑の中にしっかりと黄色が現れるという。

よく考えたら、いわゆる「中国十大名茶」のうち、これだけ飲んだことがありませんでした。今日でコンプリートだ♪
<火共>青した碧螺春なんて言ったら怒られてしまいそうですが…見た目も味もそんな感じ。うま味がじんわり。
淹れ方によるのか、2煎目から突然濁った、びっくり茶。

…もう自分の覚え書きみたいになってるな。

そういえば、毛尖と毛峰の違いみたいな話がチラッと出てました。
どちらも産毛を纏った緑茶ですが、針のように細くてまっすぐでツヤがあるのが毛尖。細く湾曲して雀舌なのが毛峰…という乱暴な覚え方をしてます。たぶん合っている。(笑)毛峰は今では雲南省や四川省の峨眉で多く作られていますが、元々は安徽省の黄山が原産でいわゆる「黄山毛峰」のことを指したみたい。
本来は作り方が違っていたらしいけど、今はみんな機械なので外見以外の差はないらしいですよ。
 

6.六安瓜片

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安徽省産炒青緑茶。ろくあんかへん。
高級緑茶といえば芽をふんだんに使った「芽茶」が圧倒的な中で、これは「葉茶」。数ある中国緑茶の中で唯一、茎も芽もついていない。穀雨前の10日くらいに作られる。
「瓜片」はヒマワリの種に似ているから、という説と、青瓜の皮を削いだ形状に似ているからという説を聞いたことがある。開くと、まるっこい茶葉で、後者説がわかりやすい気がする。
ガラスの器で淹れてみると目に鮮やかな青々しい緑の茶葉で、初めてみるとほうれん草か!?と思うくらい。(笑)
緑の濃い元気がでるような茶葉で、香りも味もしっかりしていて私好みです。

六安の産出量が一番多いが、品質が優れているとされるのは金寨のもの。中でも斉頭山の斉頭名片は六安瓜片の中の極上品だとか。まだ見たことありません。


長いので後編に続く。

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