上海の弁護士・公認会計士・税理士
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右奥歯の挽歌 その1

なんだこのタイトルは(笑)

痛い話なので、苦手な方はご注意ください。
突然何を言い出すんだかなんですが、お時間があればおつき合い下さい。

ことは中国留学時にさかのぼります。

当時、中国の山西省に留学していた私は、ほかの留学生と同じく自炊をしていました。といっても、一昔前の、しかも地方都市だったので、まだスーパーは少なく、どちらかというと高級品を扱う感じ。多くの人が、食材を買い求めるのは朝、大学の前に立つ朝市でした。

小麦粉文化の場所で、主食は麺類、あるいは包子類が多かったのですが、もちろん米も食べます。普通に売っています。日本米はキレイにパッキングされたものがスーパーで売っていましたが、現地の物価からするとやはり高級品でした。私も当時は現地になじんでいたので、とても買う気がしませんでした。次のに高価なのは香港米…実際に香港で作ったものではないんじゃないかと思うのですが、香港経由で入ってきたもので、これもキレイにパッキングされてちゃんとした商店の中にしかなかったです。食べたはずなんですがあまり記憶が…ございません。

そういうわけで、私を含め、多くの留学生がお世話になっていたのは市場で売られている中国米だったわけですが、産地別、価格別に袋に入って1斤(=600gくらい)いくらで売っていました。(ちなみに市場で買う単位は、野菜や牛乳、豆腐、肉、タマゴなどほとんどが1斤いくらでした。1斤は相当な量なので、一人暮らしの学生はたいてい半斤単位で買ってました。
S001127
当時の市場。肉は部位を指定して切り分けてもらいます。最初はそれを知らなかったので、脂身ばっかり渡されて困ってました。ブタの脂身が5cmくらいあるなんて知らなかった(笑)

話が逸れる~!

まあそんなわけで、中国米もいろいろな地方のものがあったのですが、一番美味しくて高値がついていたのが「黒竜江省米」でした。高いといっても、日本米に比べると三分の一くらいだったような気がします。そんなわけで、私はいつも黒竜江省米を買って、留学生の寮で研ぎ、炊飯ジャーで炊いていました。

さて、日本ではありえないことなのですが、市場で買った米には不純物が入っています。籾殻や小石なんかです。籾殻はともかく、重量で買っているのに小石が入っているのはどうにも納得がいかないんですが、まあ、もう入っているものなのです(笑)

一番最初に買って炊いたとき、小石が入っているなんてことは思わなかったので、日本でやっているように炊いてしまったら、食べる段になって小石を除けるのがものすごーく大変だったので、次からは、研ぐ時に相当気をつけて小石を取るようにしました。慣れればなんてことはなく、底の方をよーくみて、石を捨てればいいだけです。(持ち味:高い順応性、笑)

食べ物のなかに異物が入っていて、「ジャリッ」と噛んでしまったときの不意打ち感というのは、本当に嫌なものです。しばらくは、トラウマになってご飯をおそるおそる噛んでいました。思い出しただけで、白米を食べるだけでわかる、日本の食のありがたみ(笑)です。

そうやって日々暮らし、ようやく慣れて、普通にご飯を食べるようになった頃のことです。

ある時白米を食べていたら、「ギンッ」という音がして、脳天直撃の衝撃が走りました。

痛い、とかではなく、熱い!に近い感覚です。その次に「怖い!」。確か、頬肉を噛みきっちゃったんじゃないかと思ったような。

何が起こったんだ…と思って、恐る恐る鏡の前で口を開くと…右の一番奥の歯が外側半分しかありません…。

あ・り・え・な・い(笑)

歯が割れた!?という衝撃のまま、口の中で転がる異物を出してみると…奥歯の片割れと、白い石が転がりました。

白い石ー!誰の罠ー!?

たまたま、どこからまぎれこんだのかわかりませんが、前述のように結構気をつけて石を取り除いていたつもりだったので、完全に油断していたところを突かれました…。

そこからは、ちょっと記憶が飛ぶような激痛の日々でした。なにせ一番奥、舌が触れるだけでも激痛です。唾を飲み込むにしても、舌が当たります。食べ物を口にするのはもちろん、水も満足に飲めません。…なんにもしていなくても痛い!(泣)

授業どころか、生活が成り立ちません。

一晩過ごしたところで、早々に「日本に帰ろう」と思いました。その日に公安局で一時帰国の許可をもらって(留学ビザだったので、一時帰国するためには許可が必要)、航空券取って、上海経由で日本に帰る…そうしたはずなんですが、はっきりいってよく覚えていません。痛みを抑えるのに必死だった記憶があるだけです。

なお、痛み止めのようなものは飲まず、日本から携帯していったビタミンEの錠剤を通常の3倍くらい飲んでいました。ビタミンEは痛み止めになります…容量・用法については非常時のためお許しください(笑)冷静な判断力はなかったと思います。

命からがら自宅に戻り、行きつけの歯医者に泣きつきました。
留学中なんです~、早く戻りたいんです~、出来る限り早急にお願いします~。

この時、この言葉がさらなる惨禍を招くとは、誰も思っていなかった…つづく(笑)

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