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茶匠と語った後、アーティストと語ってみた。

今日は 現代喫茶人の会 主催の「第5回 日本のお茶の魅力 茶匠と語ろう」に行って参りました。

微妙に熱っぽいんですが、もうなんか計ると微熱なので、計らなければなかったことにして(笑)レッツゴー。

場所は大妻女子大です。
到着して、ふとカフェテリアを見下ろす廊下を歩いていると、女子大生が・・・いや、喜ぶのも変なんですが!なんかいいですね、女子大生の群れ。(←おじさんみたいだ)ふふふ・・・。

それは置いておいて、初めてのイベントだったので、どんな感じにやっているのかな~と興味津々でした。
行ってみると、部屋の中央にどーん。
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お菓子の島が。クリスマスっぽい感じで置かれております。
食べ放題だそうですよ、ウハウハです(笑)

この周りにそれぞれの茶匠さんが島を作っていまして、好きなところでお話しながらお茶をいただく、という感じです。気軽にあちこち回れて、飲み放題食べ放題。(←主旨が違う!)これで非会員だけど2000円ぽっきり。

さあ飲むぞ、さあ食べるぞ!という感じで皆さん結構ガッツリお菓子を持って移動されてました。(笑)

参加されていた茶匠の方々をご紹介。

斎藤 安彦 氏 (静岡 島田市伊久美)
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←左 静7132の紅茶 →右 オオシマザクラの葉茶

クマリンつながり(笑)という面白いブレンドをいただきました。
静7132は桜餅のような香りがするということで、最近よくみかけるのですが、いまだに名前が付けてもらえてない品種です。クマリンという香気成分が桜餅のような香りを放つ、とのことです。で、オオシマザクラの葉で作った茶外の茶は、あの桜餅に使われる葉を乾燥させてつくっているので、もちろん桜というか、桜餅の香り。当然クマリンです。

それぞれをストレートでいただいてから、二種類をブレンドしていただきました・・・が、失敗した!先にオオシマザクラをいただいてしまったので、静7132の桜餅っぷりがわからなくなってしまった・・・!(笑)こんなに比較に良い機会もなかっただろうに・・・。というわけで、ストレートで飲んだら、静7132はただの紅茶みたいな味に感じられてしまったのでした。ガクリ。

二種類をブレンドしていただいたところ、なんの違和感もなく混ざり合って、見事な融合っぷりでした。桜見ながら飲みたいなーなどと考えてしまいました。桜の葉だけでも美味しくいただけるんだ、というのも新発見。ハーブティーの一種になるんでしょうかね。

村松 二六 氏 (静岡 丸子ティーファクトリー)
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毎度おなじみ村松さんの所は、今回村松さんが欠席ということで、名代のKさんが村松さんの写真とともに(笑)サービスしていました。先日の地紅茶サミットの際に、村松さんのお茶は一通りいただいたので、今回は最後に回したら、時間の都合で本当にギリギリになってしまい、立ち飲みで「紅ひかり」紅茶をいただきました。

村松さんの紅茶、特に「紅ふうき」「紅ひかり」は、アッサム系のしっかりしたコクがあるので、ミルクティーにすると美味しい!のですが、ミルクティーに使うミルク、低温殺菌のものを使うと後味に乳臭さが出ず、やわらかくておいしいってご存じですか?とっておきの牛乳でミルクティーにすると、やっぱり美味しいですねえ。今回はKさんが美味しい牛乳を持参してくれてました。(ちなみに紙パックよりも瓶の低温殺菌牛乳の方がやはり美味しいらしいです)

太田 重喜 氏 (嬉野 太田重喜製茶工場
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1時間ほど遅れて来られたため、なんかタイミングをずらしてしまい、なかなか席に入れなかったところ。うれしの茶ですよー。ご覧の通り、かなり多くの品種茶をお持ちになっていました。

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蒸製玉緑茶「おくむさし」。「うれしの茶」と聞くと、今まで釜炒り茶のイメージだったのですが、主流は「蒸製玉緑茶」だそうで。これは揉みの行程と乾燥の間に、「締 しめ」という、丸形(玉形)に整形する過程が入る蒸し緑茶なんですね。知らなかった~。
この「おくむさし」、味わいはしっかりとしているのにすっきりとした飲み口で美味しかったです。ちなみに「おくむさし」は「さやまみどり×やまとみどり」の交配品種。・・・日本の品種茶は、どうにもこうにも覚えにくいなあ・・・。

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そして、この「藤かおり」の紅茶。「藤かおり」は「静印雑131」と「やぶきた」の交雑実生から選抜育成された品種で、花の香を持つと言われています。平成18年産のものということで・・・6年物です。これが、華やかな香りを持つ独特の紅茶に仕上がっていました。こんな香りも出るんだ~とビックリした一品でした。

許斐 健一 氏 (福岡 八女 このみ園
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非常に素敵なパッケージが印象的でした八女茶の このみ園さん。炭火を使い、和紙の上で焙煎する伝統製法で作られた玉露は、濃厚で、こっくりした味わい。

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また、オリジナルの緑茶フィナンシェを出してくださいましたが、時間が経つと変色してしまう、というくらい緑茶が入っているそうで、これを買わなかったのが大変後悔されます・・・。

井上 慎也 氏 (大分県 耶馬溪 テンジク蛍茶園
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こちらでいただいたのは手摘み&手揉みの贅沢な「おくみどり」紅茶と、キンモクセイ茶など。この写真に写っているのはキンモクセイ茶です。

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これがパッケージ。なぜか「ギンモクセイ」とありますが、台湾のキンモクセイだそうです(笑)薫香させたわけではなく、緑茶と乾燥キンモクセイをブレンドしたとのこと。温度を下げて淹れていただいたお茶は、浅い金色で、優しい緑茶の味わいと、甘いキンモクセイの香りがとてもマッチしていました。中国茶の桂花茶に比べると、ぐっと繊細な感じがするのが、日本茶らしいところですねえ。

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こちら、奥様手作りのお菓子を出していただきましたが、これがうまっ。特にわらび餅!ふわっふわでした。こんなの自分で作れるもんなんだ!?その他、自家製味噌なども販売してらっしゃいましたが、相当美味しいらしいと評判でした。

蛍が舞うような素晴らしい環境ということで、また行きたいところが増えちゃったなあ。

山口 勇  氏 (神奈川県 秦野)わさびや茶園
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神奈川県です。
神奈川県でもお茶作っているんだー・・・と、今年初めて知った方も多いでしょう。恥ずかしながら私もその一人です。その人たちの90%は「放射能」と「神奈川県の足柄茶」のニュースからじゃないでしょうか。

今年は日本茶全体でどうしても避けられない問題です。お話をうかがったところ、神奈川で作っている茶のほとんどが「足柄茶」ブランドでくくられているそうで、実際には東京に近いところから足柄地区までの相当広い範囲が「足柄茶」で売られているそうです。・・・知らなかった!

こうなると、どの地域から規定値超えの放射線物質が検出されたのか、もっと詳しく調べないと・・・っていうか、本当は放射能以外にも問題物質はいろいろあるんだからあんまり偏った報道も困りもんですねえ。

個人的には、嗜好品なのでやっぱりあんまりナーバスになってもな、という気がします。楽観的すぎるかしら。でも主食じゃないし。毎日すごい量の茶葉を食べるわけでもないので、あーんまり規定値というのが信用ならないんですよね・・・。まあ、全体的に規定値の意味がはっきりしないんですけど。美味しいのと身体によくないのだと、美味しい方を取ってしまうなあ。

こちらのお茶は丹沢地区で作られているそうで、調査した結果、山々に守られて(?)、基準値を下回ったそうですが、大手スーパーなどは「神奈川県」というくくりで取り扱いがされなかったそうです。これぞ、風評被害。

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茶葉粉末のカステラと一緒にいただきました煎茶。美味しいものを、ただ素直に美味しい、といただけないことほど不幸なことはありません。美味しかったです。お水も持参していらっしゃいましたが、わさび田ができるほどの清水、おいしくないはずがございません。水だけで飲ませてもらえば良かったなー。

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やめられないとまらない、「うでピー」。冷凍ゆでピーナッツです。絶妙な塩加減で、これもまた美味。

以上。

実際には一部の茶匠さんは不在で、代理の方がお話ししていたブースもありましたが、それぞれの場所で思い思いのお茶をいただきながら、お茶に関係あることからないことまで生産者の方と直接お話できるというのはいいですねえ~。

事前にお名前がありましたが、残念ながらお休みだったのが吉野 誠一氏 (狭山 吉野園)で、実はこちらが青心烏龍種など中国品種で烏龍茶をつくっているそうなので、期待していたのですがお会いできませんでした~。本当に残念!

短い時間にこんなにたくさんの茶匠さんとお話しながら、お茶をいただけるのはなかなか貴重な機会です。お・も・し・ろ・い!中国茶でもやりたい・・・非常に難しそうですが(笑)

さて、お茶とお菓子で満腹になったところで、市ヶ谷から銀座に向かいます。ギャラリーなつかで開催中、本日最終日ギリギリ間に合った中村明子展を見に行きました。

現代美術作家のNさん(イニシャルにする意味ないんですが表記統一、笑)とは高校時代からの付き合いです。そして、Nさんの個展のたびに訪れていたギャラリーなつかさん、なんと銀座5丁目から京橋3丁目に移転することとなったそうで、Nさんの会期が銀座最後になるとのこと。

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ギャラリーなつか から見る銀座も、これで最後か・・・としみじみしてしまいました。

Nさんに聞いたところ、最終日ということで、縁のアーティストさんたちも多く足を運ばれたようです。1985年の開廊以来26年間ここにあったということは、それだけ多くのアーティストさんたちの思い出があるんでしょうね。

さて、Nさんは「人と環境(主に自然)との関係」をテーマに作品を作り続けています。今回の展示はこちら。

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金属で出来た水たまりのような場所から、生えているのは手?不思議な空間が広がります。天からは水滴のようなパールが。
そして、壁際には

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花瓶に植えられたような手のような花のような・・・。
どちらも、モノトーンの色彩なのに、不思議に色が感じられました。

今回のタイトルは”tears of the earth”。災害の多かった今年(もう過去形にしたい。)、涙を流したのは誰で、何に対してなんでしょう。

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コメント

こんにちは~
思えば、愛知県に住んでいるときは、西尾(抹茶で有名)のお茶を好んで買っていましたし、こちらのお店の烏龍茶も飲んでいました。静岡の川根茶の産地へも行ったり、
こちら熊本では、八女に近く、黒木町の藤まつりでお茶を買い、
佐賀に住んでいる(私は今熊本ですが)ときは、嬉野茶を飲み…
特に嬉野の紅茶は実際今、飲んでいます。
有名なお茶の産地に近い所に縁があるのだなぁと、極楽天山さんのブログを見て感じました。
お茶って、お茶だけじゃなくてお茶菓子の楽しみがあって、本当に良いなぁと思います。
名古屋に住んでいるときも、マンションの近くに、中国茶のカフェがあって、一緒に出るシフォンケーキやお菓子もとっても美味しかったです。菊のお茶?とか…飲んだ記憶があります。
またお邪魔させて頂きま~すhappy01

のんぷーたんさん、こんにちは!

おっと、今は熊本県民ですか。引っ越しが茶産地ツアーみたいですね(笑)
素晴らしい~、ちょっと羨ましい!きっと何かお茶とご縁があるんでしょうね。

日本茶は特に、和菓子とはきってもきれない仲で、だいたい、お茶屋さんの近くには仲のいい和菓子屋さんがあるイメージです。他の地方の美味しいお菓子よりも地元のもの同士の方が相性がいいような気がします~。お茶ツアーにお菓子は必須です♪

あ、それで思い出しました。そして大切なことなのにブログに書き忘れてる(笑)
当日、静岡のF先生から聞いたお話では、昭和20年代と今では日本茶の消費量がおよそ半分になっているそうです。そして、ほぼ同じ曲線を描いてるのがお米の消費量。やっぱり食と茶は関わりが深いなあとしみじみ思いました。食べ物を選ぶとき「和洋中どれにする?」と考えるように、日本の緑茶生産をしていた方達が、ここで烏龍茶や紅茶に目を向け始めたのは当然のなりゆきかもしれませんね~。

そういえば、明治村で西尾の抹茶が飲めるので、ちょっと楽しみにしてたんですが、時間切れで今回は無理でした。これもリベンジ対象です。

またおいしいお話きかせて下さい。コメントありがとうございます!

個展にお越しいただきましてありがとうございました。
極楽天山さんが銀座なつかの最後のお客様でしたね~。

今日、作品の搬出だったのですが、早速引越し&内装工事の準備に入っていました。
時間があったので、ついでに新橋で展示していたギャラリーがあった場所に行ってみましたが、古い建物は変わっていなかったものの、激安ブランド品ショップになっていました。寒いし、ちょっとセンチメンタルな気分です。

なかなかさん、こんにちは。

>極楽天山さんが銀座なつかの最後のお客様でしたね~。
とか、しみじみ言われてしまうと、途端に私もセンチメンタルになってしまうわけですよ。速攻、内装工事が入っていたということは、たとえ今日行っても、もう、なつかは無いんですね。銀座に行く理由が一個なくなったなあ。

銀座、新橋あたりのギャラリーさんはやっぱり移転するところが多いのでしょうね。また新しいギャラリー発信の中核になるような場所があればいいんだけど。

何はともあれお疲れ様でした。気が抜けると、一気に疲れがきてしまうのでは?寒さとダブルパンチでやられないように、気をつけて!

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