上海の弁護士・公認会計士・税理士
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今年5月の大事件。

昨日、本当は友人の個展を見に銀座に行くはずだったんですが・・・一昨日からなんか体調がよろしくなく、結局ダウン。行けなくてごめんなさい>Nさん(ここで書いてもな・・・)

そんな訳で、本日は大人しく寝ていたのですが、先日の大阪でもちょっと(?)気になったのが、ガイワンでお茶を淹れる際、右手が震えている件について。そういやブログで書いてなかったなーと思って今更ですが書いてみようかと思います。(寝ていたのでネタがないとも言う、笑)

あんまり詳しく書くと、あちこち迷惑が出そうで書かないでおこうと思うのですが・・・こんなこともあるんだよ、ということで。

えーと、簡単にいうと、ホテルというか、旅館に泊まったら天井が落ちて来ました。

場所は、とある旅館です。結構、有名なところです。大震災のあとで、観光地も大変らしいからねー、という名目をこじつけて、奮発して一泊旅行のつもりだったのですが。

母との二人旅行です。なんの気負いもなく、温泉でゆっくりして帰る予定です。
到着して、荷物を部屋において、館内ツアーがあるというのでそれに参加して、エレベーターホールの前で30分ほどの館内めぐりは解散になりました。そして、部屋へ向かおうと歩き出した瞬間、斜め上から衝撃が。

母は私のすぐ前にいました。私の斜め後ろから衝撃があったので、半ば母に覆い被さる形でしゃがみ込みました。
ちょうどその視線の先に旅館のスタッフさんがいて、目があったので「人を呼んで下さい・・・・・・」

はい、ブラックアウトー!

気がついた時は救急車の中でした。聞こえますかー、バイタル安定、血圧少し低いな、などなど、ドラマでよくみる会話が聞こえます。こういう時は妙に客観的になりますね。実は初救急車でした。

救急隊員さんが病院に私の状態などを報告している中に「頭上3mから70kgくらいのケヤキ格子パネルが落下」というようなことを言っていて、ようやく何が起こったのかわかりました。・・・それって、当たり所が悪かったら・・・今更びっくりです。でも、怖いというよりはびっくりでしたねえ。そして単純に、ご年配のお客さんが多いところだったので、私たちでまだ良かったわーと安心(?)してみたり。

この辺から意識はしっかりしてきたので、聞かれた質問に答えます。「今どこにいるかわかりますかー?」「・・・わかりません(場所はわかりません。旅行に来た土地なので。でもたぶん、正解は救急車の中とかですよね・・・)」「どうしたのかわかりますか?」「なんか落ちてきました。天井のパネル?」「気持ち悪くないですか?」「気持ち悪いです」「吐くときは言ってくださいね」「(その余裕があれば)・・・はい」

結構むちゃなことを言うんだなーと思いつつ、だんだん気分が悪くなってきてしまいました。でもなんかこの気分の悪さを私は知っている。

そうだ、車酔いだ。

救急車って、頭が前方に来るんですね、それって身体を起こしてみるといつもと逆方向に進んでいることになるわけで。そのせいでしょう。しかも田舎道で結構揺れていて、これはこの体勢は違った意味で気持ち悪くなるわ。ということで、身体を起こしてもらって、ちょっと楽になり、病院に入りました。まあ眼を閉じていたのでよくわからんのですが。

ここでお医者さんにいろいろ聞かれて、手足のしびれとか震えとかを確認され(このとき、手が相当に震えてたのは覚えてます。でもこれは、ショック症状だと思います~)CTスキャンされました。
母は先に入って、さっさと出てきてました。

二人とも問題なし、たんこぶありと聞いてホッとします。

急にいろいろなことが起こったからでしょう、かなり疲れてしまって、そのままベッドで横になっていることになりました。

夢うつつの中で周りの患者さんたちの会話が耳にはいってくる(ERだからカーテンで仕切られているだけ)のですが、まあ、高齢者ばかりで、訛りが強くて、一瞬本当に自分の言語野がやられて理解できなくなったのかと思ってぞっとしました。

向かいのベッドらしき場所のおばさん(?)が最初すごく苦しそうだったのが、静脈注射されてからイビキをかいて寝だしたのでホッとしてみたり。・・・っていうかお腹が減った~。減った減ったと母に言う余裕が出てきている自分。

夜8時すぎ、空腹で「腹減った」を連呼しているところへ番頭さんが迎えに来てくれました。黒塗りの車で送られます(笑)旅館まではそれほど時間がかかるわけじゃないのですが、車中、番頭さんは電話で「アイスノン、準備できてるな?何?ダブってもかまわない 」と、有無を言わせぬ口調でやりとりをしていました。あんまりに大まじめな会話なので、微妙に笑いをこらえる私でした。なんだこりゃこの状況。 面白すぎる(笑)

実は、行きの新幹線の中で、「このあたりの人は病気とかしたら大変そうだよね、救急車来るの時間かかって・・・」「いや、意外に道が空いているからそんなに時間かからないんじゃない?」みたいな話をしていた母娘でした。予言者か!(笑)

病院へは宿の裏を通って救急車に乗せられたと、母からききました。まあそりゃそうですね。帰りはオモテ玄関からお忍びな感じで入りました。

ちなみに、母は、私が寝てる間に番頭さんと世間話的な感じで、今日の午後はのんびりして~私はスケッチでもしてようかと思ったんですけどね~スケッチブック忘れてしまってアハハハ~! みたいな会話をしていたらしいのですが、宿に戻ると三冊の素晴らしいスケッチブックが用意されていました(私はかなりの大爆笑。母親が言ったスケッチブックは絵はがき大より一回り大きいくらいのもので、用意されてたのがF6のキャンソン(大きなサイズで水彩用高級紙)とかが三冊で、「お好きなのをどうぞ 」なんですよ!どこまで買いに行ってくれたんだ・・・。

金の斧、銀の斧みたいな話だったら、母上はここで断るべきだったのかもしれません。あるいは雀のお宿みたいな話だったらば。結局まん中を選んでいたのでバチは当たらないでしょう~。

とにかく「腹減ったー」というわけで、部屋に戻ると、早速仲居さんが登場です。ここでも、
「今、アイスノンを急速冷凍してますので!」・・・すごい真面目な顔で言うので(当たり前ですが)これも笑いを堪えました。急速冷凍って。本当に急速冷凍なんだろうなー、鯛とかと一緒に?と思ったら笑えます(笑)

お腹空いたことは事前に言ってあったので、かなり手早く夕食の用意がされ、それとともにアイスノンがやってきました。が、枕タイプのアイスノン。急速冷凍(笑)のおかげでガチガチです。これ、頭に載せたら痛いわ~。そんな私と母の様子を見ていた仲居さん、どこかへ連絡。きっと小さいのを急速冷凍でしょう(←しばらく、「急速冷凍」がツボになっていました、笑)

そんなわけで、食事している私。
Dvc1
本当はアルコールはやめといた方がいいのかもしれないけど、なんか、もー飲まないとやってられんということで。ちなみに「こちらは女将からです」だそーです。ごちそうさま。

食事は豪勢な海の幸でした。しかし、これはもともとなのか、お詫びのプラスアルファがあるのかわかりません。途中で、鯛の刺身の盛り合わせが出てきて「女将からです」と言われたので、ビールと盛り合わせが女将さんから頂いたんだな、と理解しました。

と、仲居さんは料理の説明しつつ、アイスノンと私の身体を気遣ってくれますが、正直なところ、母と二人で一息つきたいです。さすがベテラン?な感じの仲居さんは空気を読んでくれたのか、退出してくれました。

そこで、母と顔を合わせて苦笑・・・するしかないですよねえ。
「なんじゃこりゃーだね」「ありえない」「ありえない~」と、まあ、苦笑なんだか、もう本当に笑うしかありません。

ところが、ここからがあるいみ本番です(笑)二人で笑っていたのもほんの少しで、「女将がお詫びに参っております」 の声が。
以下、正直な私の声ですが。

あーあーもう、来るとは思ってたけどさー。もう、さっさとやっちゃってー、帰っちゃってー。ゆっくりしたいんだよー。そのために来たんだよー。

かなり投げやりです。・・・こういう時の対処法、サービス業に従事していたのでなんとなくわかります。わかっているだけに早送りしたい気分です。というか、もう今日は疲れたから明日にしてくださいと言いたいのですが言えないんですよ・・・女将さんの明日の予定とか考えてしまうので(笑)

女将さんが頭を下げると、なんか、こっちも「いえ、無事でしたから」とか言ってなんかつられて頭さげ、そうするとアイスノンがずり落ちて痛いし(笑)、しかも女将さんは結構なご年配の方で、そんな方に頭下げられると、私は恐縮しちゃいますって!

さらに、その後方に見えるのは明らかに施設関係の責任者なんだろうなーというおじさん他従業員の方々。ちょっと何人いたかはっきりしませんが、女将さんが部屋の入り口で、その後ろに廊下までびっしりとスタッフさんが並んでしまい・・・どこの時代劇なのかと・・・思いつつ、どーにかこうにか女将さんに頭を上げてもらいました。「では・・・」と女将さんがふすまを閉めようとしたところで、件の作業着のおじさんが女将さんに耳打ちして、再度頭を下げてくれましたが・・・そんな職を失いかねない顔で頭下げられるとどうしていいのかわかんない~!(むしろ悲鳴)

そんな一幕があり、なんかもう、いろいろ気疲れして、私はとにかく寝る!と宣言して、血行がよくなるとまた頭が痛くなるであろうということで、温泉にも入らずに寝ました。

私が寝た後で、母が次の日のことを仲居さんと相談し、本当一泊の予定だったのですが、私が動けるかわからないというのと、まだ何も(温泉も見てない、宿の外観すらよく見てない)してないので、もう一泊することになりました。
ただ、今の部屋には予約があるので、違うお部屋をご用意させていただきますとのこと・・・ちなみに温泉に行った母いわく、擦り傷にしみて痛い~とのこと。海水温泉です。外傷によくききます。打撲にはわかりません。

翌日、多少はランクアップされた部屋に移されることは予想がついてましたが・・・VIP的なお部屋になりました。

調度品がいちいち素晴らしく、さすがなお部屋。うーん、分不相応~♪
セーフティボックスが6個あったので通常は6人までOKで貸している部屋なのかもしれません。キレイ!広い!もう、後は頭が痛いのと、温泉に入れないのをのぞけば

姫、ご満悦。←カンタン。 (笑)

帰りは駅まで黒塗りの車で送ってくれ、駅では、宿代とお見舞い代と桐の箱に入った二段重ねのお弁当が用意されておりました。(新幹線の中のテーブルにギリギリ乗る大きさで、母と二人で広げたら、ちょっと恥ずかしかったです) さらに、東京で東京の営業部長さんが迎えてくれて、車で送ってくれるとかの話になったのですが、首都高は工事で混んでいるので、普通に中央線で帰りたいと言って電車で帰りました。

帰ってきてから、頻繁に番頭さんからお見舞いの電話があり、ちょっと面倒だったりしましたが・・・正直なところ、ちょっと「どこまでレベルで処理するの?」という興味がありました。示談金とか、なんとか、そいういう話はどうでもいいのですが、むしろそちらの事務処理はかなりスムーズにやってくれました。結論としては、現地での女将さんが最高責任者レベルの扱いで、ちょっと意外です。自分でいうのもなんですが、それで終わらせていいレベルなんでしょうかね?社長とか会長とか、手紙ですら出てこないのか・・・自分の働いていた時(ホテルとか旅館じゃありませんが、同じサービス業として)と考え合わせて、これは残念。事務方で処理してしまっている、とお客様に思わせては、だめでしょー・・・。

もうひとつ。友人や親戚筋が、この話をした時にあまりにも旅館側の対応を非難するので、なぜか私が弁護にまわったりしてました(笑)が、一番大事なことが抜けていました。それは、こちらが請求するまで、なぜ、どうして、どうなった、これからどうするというところがまったく説明されなかったのです。こういうトラブルの基本なんですけどね・・・。うーん、もう、反面教師ということで、勉強させていただきました。(震災の後だったので、震災の影響かというのは最初に確認したのですが、ほぼ揺れがなかったそうなので、他の問題ですね)

帰宅後、頭はだいぶ痛みが収まってきましたが、会う人ごとに「頭大丈夫?」「頭平気?」と聞かれるのがすごいイヤでした(笑)
そして、以前から歯医者に通っていたんですが、帰ってきて行ったら、「奥歯、欠けてるねえ」ですと!やっぱりそれなりの衝撃はあったようです。

実害はそのくらい・・・と思ったら、意外にも右手の震えが後からやってきて、今現在も微妙な角度で震えるときがあります。最初のうちは小さなメモ書きの字が乱れるくらいだったので、それに比べればだいぶ回復してますが・・・全回復まではもうちょっとかかりそうです。

そんなわけで。茶を淹れているときに「緊張してるねー」と言われて忸怩たる思いを抱く今日この頃でした(笑)

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コメント

大変だったんですね。 落ちてきたものにかすっちゃってたんですよね。
ホント、一歩間違えばと思うと、ぞっとしますね。

父が昔、出向先が観光地で、仕事柄、大きなホテルだの旅館だのの
オーナーとか支配人さんたちと付き合ってた時があってね
お客さんを自然に値踏みするみたいですね。(悪い意味じゃなくて)
その目利きって、その日にお手軽プランで来ていてもある程度は利くみたいです。
その旅館の人たちは、極楽天山さんがちゃんとわかってる人だって
見抜けなかったんでしょうね(笑)
決して大声では言わないけど、(大声で言ったら言うほうに品性が無いよね。)
 あのホテルはそのくらいの格なんだって判断されちゃうのが怖いと思います。

それにしても 頭を打ったなんて、
お大事にしてください。

てんちゃんさん、こんにちは。

もう半年も前のことなんだなーと、ふっと思い出して書いてみました。なので、頭はもう大丈夫です!(←この言い方もどうなんだ)体感としては、これが今年の一番大きい事故だったですね。今年、後厄なんです。そしてまだ終わってませんが…

>あのホテルはそのくらいの格なんだって判断されちゃうのが怖いと思います。

本当に、その通りです。
振り返って自分を見て、お客様に対する態度に問題はなかったか、考え込んでしまいます。これはやっちゃだめなんだな、というのがよーくわかったので今回はいろいろな意味で勉強になりましたねぇ…。違うことを勉強しに言ったつもりだったんですが(笑)

普通は起こりえない事故だとは思いますが、お出かけ先では頭上にもお気をつけ下さい。
コメントありがとうございます!

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