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静岡のお茶を訪ねる旅3日目 最終日

今日は清水港と茶交易の歴史をたどる一日です。始まりはまず、茶町の「KINZABUROU」さんから。
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こちらは1Fでお菓子を買って、2Fがイートインのようになっていますが……画期的なシステムです。2Fはなんとセルフの、飲み放題。もちろん、お茶を、ですが!和室と洋室の続き間になっており、自由に使えるのです。洋室から見ると白石の庭が、和室から見ると赤石の庭が見えるように、など、とても「ちょっとイートイン」な感じではなく、ちゃんとしたカフェというか、結構凝ったカフェっぽいのに。何だこの贅沢さ!さすが静岡・・・。

社長の前田さんいわく、「お茶しよう」と言ったときに、メインになるのはお茶ではなくて、語らう場であり、スイーツなのだと。確かにその通り。たいていの人にとってお茶はメインにならない。それでいいと思う。そこで前田さんが考えたのがこのお店だとのことですが、本当に太っ腹です。

ちなみに名物は「茶っふる」
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だそうです。私がいただいたのは天竜茶の茶っふる

。「お茶専門店らしいワッフル」
静岡県西部の天竜で採れた抹茶を使用。天竜抹茶の苦味と生クリームのストレート勝負。抹茶本来の味が最も楽しめます。¥100円
公式ホームページより。

ほかにも本山茶、岡部茶、ほうじ茶、阿部川茶、川根茶がグランドメニューであり、どれも100~130円。その他に季節の茶っふるがあります。もう本当にすごいとしか言えない。安っ。

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2Fのお茶だってこーんなに種類があって、飲み放題ですよ。冷茶も熱茶もある。品種茶まである!社長さんは、日本茶インストラクターでTVチャンピオンお茶通王の茶匠の前田ふさおさん。この方が鑑定、選別し、火入れ、ブレンド(合組)を施し手塩にかけて仕上げたお茶が並んでいるわけですよ。無料で~どうなってんだここ。どうして採算が取れるのか謎すぎる…まあ社長さんがここまで有名な方だと、他のお仕事もたくさんなさっているんだろうなあ。

内装もすごい。
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床の間の壁、お茶の茎が埋まってるんだそーです。本当にすごいな静岡・・・?(これは静岡がすごいっていうか、社長さんがすごいんだろうか)

ここで「静岡茶輸出の歴史と現状」のレクチャーがありましたが、事前に予定されていた先生が昨日急遽変更になりました。この変更になったのは「月刊茶」の編集長のE先生。ところがこのお名前を聞いた同行のK君が、「友達のお父さんかもしれない・・・」と言い出してびっくり。お顔を拝見するやいなや、「やっぱりそうだ、そっくりだー」とか言っているし(笑)

世界は狭いですねー。どういう偶然なんでしょうかね。Kくんをツアーに誘ったのは私。昨日レクチャーの先生が変更になるという偶然がなければ、こんなことは起こりません。不思議なものです。

茶町の歴史を写真と共に振り返り、またしてもちょっとタイムスリップ気分です。茶を運ぶ線路があったり、その線路が茶商さんとこにいく自転車に邪魔になるんで撤去されたり(笑)、その頃茶町に集っていた外国人茶商のお話から、茶農家から茶商が買い付け、輸出するまでの流れと歴史を伺いました。

感想としては・・・知識が追いつかない(泣)
煎茶の祖、石川丈山ってどなたですかー。
大浦慶って脇役じゃなかったんだー。(失礼すぎる)
横浜とも関係が深かったんですね。(当たり前すぎる…)
清水次郎長って真っ当に働いていたんだねー。(……。)

どんだけ物知らずなのかと言いたい(笑)あーもう。知らないことは知ればいいのだ。
石川丈山!

石川丈山(いしかわ じょうざん、1583年(天正11年) - 1672年6月18日(寛文12年5月23日))は、江戸時代初期の文人。もとは武士で大坂の役後、丈山と號する。
江戸初期における漢詩の代表的人物で、儒学・書道・茶道・庭園設計にも精通していた。幕末の『煎茶綺言』には、「煎茶家系譜」の初代に石川丈山が記載されており、煎茶の祖とも言われる。
wikiより
すごい多趣味な人ですこと。そして、当時にしては長生きだねえ。大阪夏の陣を経験して、その後はやりたいことやったっていう感じなのかな。

大浦慶
この人、新撰組とか勝海舟とか坂本龍馬の話のちょい役としか見てなかったよ・・・でも考えたら、茶商だったわね。ちょっと調べただけでもかなり波瀾万丈の人生。まだ女性が商売するには環境的にいろいろ難しかっただろうに(今だって、茶商をしている女性は絶対的に少ないのに)。しかも晩年は結構不遇だったりして。先生方もお話していたが、大河ドラマ、どうすかね。「龍馬伝」にも出てたみたですが、メインにしてみてもよい気がする。
女丈夫 大浦慶伝」という本が出てます。読んでみようかな。

そんなかつての茶町のおもかげは
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探せばまだちょーっと残っているそうです。

この後、アーウィン・ハリソン・ホイットニー商会のマッケンジー邸に。海が見えてきましたよ!
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海辺のバイパスのすぐ脇にマッケンジー邸はありました。
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時代的に同じだというせいもありますが、やっぱり横浜の山の手を思い出します。

中は管理が行き届いていて、まだ住めそう!なくらいです。
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素敵ー。

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当時のものではないと思いますが…茶のサンプルもおいてあったりして。

個人的にはキッチンが最高!かわいいですよー。白で揃ってます。
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コンロ・・・?電熱器みたいなのが上についていたので。当時としては贅沢でしょうねえ。

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冷蔵庫!これもまだ使えそう。
キッチンの真ん中には大理石の調理台がありました。
壁には
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・・・これ何?(笑)コーヒーミルじゃないかという話で終わったんですが、コーヒーも飲んだんですね、マッケンジーさん。(茶の貿易商だから、なんとなく違和感が(笑)。仕事では茶を扱ってるけど、普段はコーヒー派だったりしたらおもしろいな)

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家政婦さんを二人くらい雇えるなら、住みたいなと思いました(笑)

その後、静岡テレビの前を通りまして~
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かわいいぞ、このキャラクター。Aさんの仕事場だーと思いながら通り過ぎました。

ほどなくしてたどり着いたのがやぶきたの原木です。
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日本茶といえば静岡、静岡と言えばやぶきた。その原木です。場所はちょっと移動したそうです。

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近くには碑が建っておりました。

このやぶきたの木、実がたくさんついてましたよ。
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葉も元気元気。
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やぶきたは、在来種の実生中から選抜した茶品種である。登録番号は茶農林6号。登録年は1953年(昭和28年)。“やぶきた”の名は、竹やぶを開墾した静岡県茶業試験場試験園の北側にあったことに由来する。品質は、煎茶として極めて良好で、独特の強い香気をもち、滋味優雅で甘味に富む。
wikiより。

実際、よくもわるくも静岡の9割方はやぶきた品種だそうです。どっぷりやぶきた標準になってしまった茶商が他の品種のものをなかなか受け入れられないという現状もあり、本当に、よくもわるくもですが、今の日本茶にとってはやはりとてもとても大きな存在ですね。

このやぶきたの品種改良に心血を注いだのが杉山彦三郎氏であり、その試験場の竹藪の北にあったので「やぶきた」と命名されたそうです。ちなみに南にあったものは「やぶみなみ」、小屋の西にあったのが「こやにし」だそうで。命名センスはどうなのかと思います(笑)というか、この杉山彦三郎氏も、ずいぶん不遇な環境にあったようですね。うーんー。知らなかった。

お昼は「カッパドギア」で。と伺って、トルコ料理!?と皆勘違いしましたが、なんと漢字で「河童土器屋」でした。なんという斬新な名前。お昼時ということもあって、駐車場も満車の満員御礼。
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結構有名なお店みたいです。ランチの海鮮丼1000円をいただきました。
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非常に人気があるわりに・・・鮮度がイマイチ?とか思っていたら、帰りにKくんが「日曜日だから市場がお休みんんですよー」で納得。そうだった。休日に生ものに期待しちゃいかん。

さて、いよいよ旅も終盤。港近くの
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フェルケール博物館にやってきました。清水港湾博物館です。「フェルケール」は、一見、人の名前みたいですが、ドイツ語で交通を意味する言葉だそうです。そういうことで、中は清水港の歴史に関する展示がほとんどです。

この旅は茶農家からはじまって、茶商、茶市場、港と、交易の歴史の旅です。それにしても見事なスケジュール構成です。ああ、もう本当に、もうちょっと学があれば、もっと楽しめただろうに~!

ちなみに、企画展示として行われていた羊羹の包み紙・ラベル展がおもしろかったです。昔から今まで、なんじゃこりゃな羊羹がたくさんあったんだなーと思いました。羊羹って、なんでも混ぜやすいんだろうか。ラベルは格好いいんですけどね。
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山葵羊羹とかブドウ羊羹はまだしも・・・ミルク羊羹とか、枇杷羊羹とか、エビ羊羹とか、ハマグリ羊羹とか(笑)なんでも羊羹にすりゃーいいってもんでもなかろうに。味の想像がつくようなつかないような羊羹がいっぱいありました。

そして、最後は港です。
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ここから世界に輸出していた時代もあったのねー。
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それにしてもいい天気だ。

個人的には、清水エスパルスの本拠地ということもあって、エスパルスのマスコット・パルちゃんがいたのが嬉しかった(笑)敵側だけど、今はJ1とJ2でベクトルが違うからいいよねってことで握手までしてもらっちゃいました。

ふと気がつくと黄昏れているパルちゃんが(笑)
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疲れた?中身の人。(笑)

夕暮れ時の静岡駅で、旅も終わりとなりました。本当にご同行の方々には感謝です。ありがとうございました。そしてなにより日本茶について、日本の歴史について、何にも知らないなあと実感した旅でもありました。人生、時間がいくらあっても足りません・・・。

で。

解散後に、Kくんと一路向かったのは静岡おでん。まだ食べるんかい(笑)
本当は静岡おでんの女王様とご一緒できるはずだったんですが、女王様は多忙につき、お店だけ教えてもらって行ってきました。

静岡おでんは駄菓子屋系と居酒屋系に別れるんですが、今回は時間もあって、居酒屋系です。
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こちらの「海ぼうず」さん。2008おでんバトル優勝店、2009おでんCUP優秀賞の有名店みたいです。まだ早めの時間だったにもかかわらずほぼ満席。カウンター席でいただきました。

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おでんは、もちろん美味しいんですが、実はこの前女王様に教えていただいたのが、「静岡割り」。焼酎の日本茶割りなんですが、以前いただいたのがめちゃくちゃ美味しかったんです。

で、今回も期待してたんですが・・・ん?味が違う?

当たり前ですが、それぞれのお店で割るお茶は違います。以前女王様と行ったお店では水出しの濃いお茶を使ってたんです。こちらの海ぼうずさんのはさっぱり煎茶でした。個人的にはもっと濃く出したのがいい~。深蒸しの水出しがいい~と、思いました。まあ、好みですよね。

おまけのおでんで満たされて、新幹線で帰りましたとさ。
うーんー、まだまだ来たいな、静岡。リベンジが必要です。また来るぞ!

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